ナルコレプシーの症状
ナルコレプシーの症状は大きく分類すると「睡眠発作・情動脱力発作・入眠時幻覚、睡眠麻痺」の4つに分けられます。
-ナルコレプシーの症状-
◎睡眠発作(sleep attacks)
ナルコレプシーのうちもっとも多い症状がこの「睡眠発作」です。十分睡眠をとっていたり、普通の人であれば考えられない、緊張するような場面でも関係なく、突如、強烈な眠気が起こり、1日のうちに何度もこの眠気を繰り返し、長期間この状態が続いてしまうのです。
・突然起こる激しい眠気
・毎日強烈な眠気に襲われ、1日にこの眠気が何度も起こる
・この激しい眠気が3ヶ月以上続く
・1回の寝てしまう時間は10〜20分程
・目覚めた後はスッキリする
ナルコレプシーはあまり理解されていない病気なので、睡眠発作がおこると、周囲からは「だらしない人・怠け者」だと思われ冷たい視線を浴びたり、突如眠ってしまうので、不意な事故にあう可能性も高くなるのです。
◎情動脱力発作(cataplexy)
情動脱力発作は、「笑った時・起こった時・感動した時・興奮した時・驚いた時・緊張した時」などの強い陽性感情が現れた時に、突然、全身または一部の力(筋肉)が抜けてしまう(脱力)症状で、基本的には、睡眠発作よりも先にこの症状が現れることはあまりありません。
脱力する時間は通常であれば数秒〜数十秒の間で、基本的にはすぐ回復しますが、時には数分〜数十分も脱力してしまうこともあります。
また脱力し、例え倒れこんでしまっても、その間の意識はあることが普通です。
◎入眠時幻覚(hypnagogic hallucinations)
入眠時幻覚は、寝つきの際に「恐ろしい夢」や「生々しい現実的な夢」を見てしまう症状で、本人にとっては夢なのか現実なのかの区別が難しく、日中もこのような幻覚や妄想を伴うようになってしまうこともあるのです。
◎睡眠麻痺(sleep paralysis)
睡眠麻痺は、寝つきの際に「全身が脱力」してしまい、いわゆる「金縛り状態」になってしまい、恐怖感によって声を出そうとしたり、起き上がろうとしますが、身動きが取れない状態になってしまうことです。
◎その他
・夜間熟眠障害
夜間に睡眠と覚醒を繰り返し、何度も目を覚ましてしまい、浅い眠りが続くため熟睡感がない。
・自動症
眠気を我慢していたために、居眠り中にも直前にしていた行動をしてしまったり、日中していた事柄が夢なのか現実なのかの区別が難しいために、記憶が曖昧になったり、失ってしまう。
・寝言をいうようになる
このようにナルコレプシーといっても、さまざまな症状があるのですが、基本的に起こるのは「睡眠発作」のみの場合が多いために、診断には数ヶ月かかってしまうことも珍しくないのです。
またナルコレプシーは、「肥満・頭痛・多汗症・糖尿病」などを合併することもありますので、このような症状がある場合は、専門医で診察を受けてみましょう。
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