睡眠時無呼吸症候群による事故


睡眠時無呼吸症候群(SAS)が原因で、さまざまな事故が引き起こされています。

-睡眠時無呼吸症候群による事故-

2002年8月2日、乗用車を運転中の会社員(59歳)が、対向車線をはみ出して走行し、対向車と正面衝突、対向車に乗車していた男女3人に重軽傷を負わせました。

後にこの運転者が睡眠時無呼吸症候群だと分かり、「被告(運転者)は睡眠時無呼吸症候群で、事故当時、予兆なく睡眠に陥っており、前方注視義務を果たすことができない状態だった」と過失を否定、無罪の判決となりました。

2003年2月26日、山陽新幹線「ひかり126号」の運転士(33歳)が、居眠りをしたまま「31キロ」運転し、岡山駅で緊急停車していたことが発覚。

幸い大きな事故には繋がりませんでしたが、後にこの運転士が睡眠時無呼吸症候群だったことが分かり、「睡眠時無呼吸症候群」という聞きなれない病状が大きく報道され、この事件をきっかけに、日本でも睡眠時無呼吸症候群という病気が認識され、注目されるようになったのです。

アメリカの「スリーマイル島の原子力発電所の事故」や、「スペースシャトルチャレンジャーの事故」、「アラスカ沖のタンカー事故」なども睡眠時無呼吸症候群が関係していたといわれています。

このように「睡眠時無呼吸症候群」は、個人だけの問題ではなく、他人、社会に大きな損害を与える可能性がある病気なのです。

特に身近な自動車事故の場合、「
睡眠時無呼吸症候群の患者は2倍以上、事故を起こす確立が高い」といわれ、平成13年(2001年)の道路交通法改正により、平成14年6月1日から、「重度の眠気の症状を呈する睡眠障害」を持っている人の場合、「免許の拒否・保留・取消しまたは停止」の対象となり、例え試験に合格していたとしても道路交通の安全確保の観点から、免許を取得できない場合もあるのです。


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平成20年9月3日
 

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