ロストック大学でコンピュータ科学を研究するドイツの科学者「ダリウシュ・バザルガーニ教授」が2007年10月3日、コンピュータ制御の枕によって、いびきが止まるまで頭の位置を動かすという「人間工学枕」を考案し、ドイツで開催された健康に関するカンファレンスでこの人間工学枕の試作品を披露しました。
バザルガーニ教授によると、「枕には書籍サイズのコンピュータが接続されており、このコンピュータをベッド脇のテーブルに置いて、いびきの音を分析する仕組みだ」と語り、「コンピュータは睡眠中の姿勢の変化に応じて、枕の内部の空気量を調節し、鼻の空気の通りを良くすることで、いびきを最小限に抑える」と話しています。
バザルガーニ教授によると、既にアメリカの数社の企業がこの人間工学枕の商品化に興味を示しているということで、「わたし自身、いびきをかくため、この枕を発明した。これまでありとあらゆる製品を試してみたが、どれも効果はなかった。この枕を使った人たちがもっと熟睡できるようになればと思っている」と語っています。
(平成19年10月4日・ ITmedia Newsより一部引用)
最近では枕によって、いびきを解消しようという商品が日本でも販売されていますので、決してこの商品が斬新だとは思いませんが、イビキで悩んでいる方にとっては朗報かもしれませんね。
いびきは単にうるさいだけでなく、さまざまな病気が原因でイビキをかいている可能性もありますので、このようなイビキ解消、改善枕を使用するのも良いですが、まずは何が原因でいびきをかいているのか?を突き止めることが非常に大切となります。
今後もさまざまないびき解消、改善グッズが開発され、販売されると思いますが、いびきの原因を知ることが、イビキ解消の近道であることはいうまでもありませんので、これらのグッズや枕に頼る前に、専門医の診察を受けることも必要かもしれませんね。
ベッド、家具類、寝装品、健康機器などの製造・販売及びこれらに付帯または関連する事業を手がけるフランスベッド(株)では、2007年9月より「いびき軽減まくら(予定売価:2万9,800円)」を発売すると発表しました(特許出願中)。
この「いびき軽減まくら」は、本体は低反発ウレタンフォーム製で、内蔵のセンサーがイビキを検知するとバイブレーターが作動し、バイブレーターの振動によって筋肉が緊張し、気道が確保され、イビキの軽減を図るという仕組みとなっています。
バイブレーターが作動してもイビキが止まらない場合は、バイブレーションの強度が1段階上がり、それでも止まらなければ、さらにもう1段階アップ。いびき検知センサーの感度は3段階で調整可能で、小さないびきでも検知することが可能とのこと。さらに寝返りセンサーも備えており、寝返り後30秒間はバイブレーターを作動させない仕組みのようです。
またマイク出力端子を備えているため、いびきやバイブレーターの動作音を外部のレコーダーに録音して、自分のいびき音を確認することも可能で、電源を切り忘れても8時間が経過すると自動的に電源が切れるオートパワーオフ機能を備えています。
この「いびき軽減まくら」を一定期間使用することにより、横向き寝が習慣化され、「いびき軽減まくら」を使用しない時でもイビキが軽減される効果が期待されるそうです。
(平成19年6月15日・日経プレスリリースより一部引用)
いびき解消、改善グッズはさまざま販売されていますが、おそらく現在考えられる中では間違いなく、もっとも合理的な商品ではないでしょうか?
またこの内臓センサーによる振動で目覚めてしまう心配をする方が多いと思いますが、熟睡しているときであれば、まず気付く事はないほどの振動ですので、目覚めてしまう心配はまずないとのことです。
個人的に気に入っている機能が、マイク出力端子を備えていることによって、自分の睡眠中のイビキ音を録音するということです。
いびきをかいている人の中でも、自覚している人は少ないようなので、自分はもしかしてイビキをかいているのか?もしかして睡眠時無呼吸症候群ではないのか?などと気になっている方には特にオススメの商品ですね。
値段は2万9,800円のようですが、この値段でいびきが改善、解消されれば、安い買い物?かもしれませんね。
イビキをかく人は、生涯で2年分に相当する睡眠をパートナーから奪っているという知見が、「英国いびきおよび睡眠時無呼吸協会(BSSAA)」の調査により示されました。
成人2000人を対象に実施した調査によると、3人に1人がいびきをかく人と一緒に就寝しており、一晩につき約2時間の睡眠が、パートナーのいびきによって失われているとのことです。
これをもとに計算すると、パートナーとの関係が平均24年続くとすれば、約2年分の睡眠損失に相当することになると英BBCニュースは報じています。
調査ではまた、「イビキが性生活にも影響を及ぼしている」とした回答者が全体の約半数にのぼり、うち85%が、「いびきの問題が解消されればパートナーとの関係が向上するはずだ」と考えていることも明らかになっっているようです。
BSSAAのマリアンヌ・ダーベイ氏は、「いびきは、共に生活する人に極めて悪い影響を及ぼす」としています。
英国睡眠学会(BSS)はBBCの取材に対し、「睡眠が十分でないと、身体、精神、感情の健康にマイナス効果をもたらす。睡眠不足が健康や人生に及ぼすリスクの例は、学業成績の低下、肥満、2型糖尿病、離婚、自殺など、いくらでもある」と述べています。
(平成19年3月9日・HealthDay Newsより一部引用)
確かに「イビキ」をかく人と一緒に寝ると、かなり睡眠が妨害され、睡眠不足になることは確かですね。
ですので結婚する前に「イビキ」をかくのか?かかないのか?を確かめておくことがとても大切になりますが、いびきをかく人とは結婚できない!なんてできないのも現実です。
ただ睡眠不足はさまざまな症状へと繋がってしまいますので笑い事でもありません。パートナーがイビキをかく場合、何らかの病気が原因のこともありますので、専門家に診てもらい、共にイビキを解消させる方法を実行することが必要です。
いびきのせいで、好きな人と一緒になれない、または関係が悪化することも考えられますので、いびきを軽く考えず、早めに対処していかなければなりません。
福島県立医科大(福島市)で2007年2月25日に行われた医学部2次試験(前期日程)で、50代の試験官の男性が約20分間、イビキをかきながら居眠りしていたことが分かりました。
福島県立医科大によると、午後2時40分から2時間行われた「理科」の試験中に、3人の試験管のうち後方で監督業務をしていた医学部の50代の助手が午後4時ごろから約20分間、いすに座りながら眠りこんだという。受験生の1人が手をあげ「後ろからいびきが聞こえる」と指摘し、発覚しました。
いびきをかきながら居眠りしていた助手は「ついうとうとした。大変申し訳なかった」と話していますが、福島県立医科大は「試験に大きな支障はなかったため、受験生への救済措置はとらない」としています。
(平成19年2月27日・日刊スポーツより一部引用)
眠かったんでしょうねσ(^_^;)
確かに試験中の静けさは、関係ないものにとっては最高の睡眠場所かもしれませんからね。今回は発覚したためにニュースになりましたが、結構、発覚しないことも多いのでは?
大音量の音楽を鳴らしたり、大声を出して隣人を睡眠障害(不眠・頭痛)などに陥らせたとして、傷害などの罪に問われていた奈良県平群町の「騒音おばさん」こと、河原美代子被告(59)の控訴審判決が平成18年12月26日、大阪高裁でありました。
古川博裁判長は「1審判決は傷害の故意を認めず、被害者の苦痛を過少に評価するなど刑期の点で軽きに失した」と述べ、さらに、「被告は被害者への敵対的姿勢を崩しておらず、再犯の可能性は高い」として、懲役1年(求刑・懲役3年)とした奈良地裁判決を破棄し、懲役1年8月の実刑を言い渡しました。
被告側は「音楽を流したのは主婦への抗議で、傷害も生じていない」と主張、一方、検察側は「傷害の確定的故意を認めなかった1審判決は誤りで、懲役1年は軽すぎる」としてそれぞれ控訴していました。
(平成18年12月27日)
この刑でも軽いような気がするのは僕だけでしょうか?テレビでこの騒音おばさん:河原美代子被告の映像を何度も見ましたが、常軌を逸していますよね。
また逮捕後すでに1年5ヶ月が経過していたので、それを差引かれますので、約3ヵ月後には出てくるんですね・・・
ファイザー製薬は、睡眠導入剤「ハルシオン0.125ミリグラム錠」の自主回収を平成18年12月22日から始めたと発表しました。
4月25日以降に出荷した全製品について、医療機関を対象に回収することとなりました。
自主回収の理由は、有効成分が溶け出す時間が規格よりも遅く、体内への吸収に遅れが生じる可能性があるためで、溶出試験項目以外の項目はすべて規格内であり、錠剤の含量及びロット内の均一性に問題はない、健康被害の可能性は低いとのことです。
また本剤の溶出率に関連すると考えられる副作用等の健康被害が発生する可能性は少ないと考えられ、本件に関連して安全性に影響があったとする情報も現時点では入っていないとのことです。
(平成18年12月26日・毎日新聞より一部引用)
今回の自主回収は、有効成分が溶け出す時間が規格よりも遅いだけですので、副作用、安全性に問題があったからではないと、ファイザー製薬は発表していますので、服用している人もとりあえず安心していいのではないでしょうか。
睡眠の質と心身の健康との間に強い関連性を認めるエビデンス(証拠)が増えるに従い、睡眠習慣のチェックを健康診断の標準項目に入れるべきとの声が高まりつつある。
医学誌「Archives of Internal Medicine」9月18日号掲載の研究で、米国立補完・代替医療センター(NCCAM)のRichard
L. Nahin氏らは、一般集団における睡眠障害の原因と睡眠を得るために用いる代替薬の使用状況を検討。
成人3万1,044人を対象とした全米健康調査データでは、不眠症や睡眠障害と高血圧症、心不全、不安障害、うつ病との関連性が認められた。これまで不眠症は単独の疾患とみなされていたが、不眠症患者で他の疾患を有していなかったのはわすか4%であった。
さらに160万人の米国人が、効果や安全性を示すデータがほとんどないにもかかわらず、メラトニンなどの代替治療薬を用いていることが明らかになった。これらの知見は、睡眠障害の治療に密接なかかわりをもつ。例えば医師は不眠症そのものの治療ではなく、併発する疾患の治療や、治療をうまく進めるために患者が用いている代替・補完医療を事前に確認することの必要性である。
また別の研究では、夜間の頻回の呼吸停止、息苦しさ、呼吸減少などの睡眠関連の呼吸障害をもつ患者では、うつ病の罹患率が2〜2.6倍高く、重症度が高まるにつれ罹患率も高まること。
さらに、フランスの研究では、花粉症などで引き起こされるアレルギー性鼻炎患者は、アレルギーのない人に比べ、睡眠困難や睡眠障害になる傾向が高いことが明らかにされている。
米ノースウェスタン大学Feinberg医学部(イリノイ州)神経学教授のPhyllis C.
Zee博士は、「睡眠と健康」を特集した同誌の論説で、「分類別の研究はまだ行われていないが、睡眠の改善により糖尿病や高血圧症などの改善が期待できる。
患者には睡眠の質と量の維持を指導し、睡眠は別のバイタルサイン(生命維持の徴候を示すもの)であることを認識することが重要である」と述べている。
(平成18年9月19日・HealthDayNewsより一部引用)
睡眠障害、睡眠不足は単なるそれ自体の症状ではなく、他の症状を併発する可能性が高いのは当然といえば当然のような気がしますね。
睡眠不足、睡眠障害が原因で他の症状を併発してしまうのか?他の症状があるから睡眠障害、睡眠不足となってしまうのか?おそらくどちらも正解のような気がします。
いずれにしても睡眠障害となった場合、睡眠障害だけでなく、他の症状を併発していないかを検査することも必要になり、併発している場合は同時に治療していくことが重要なのです。
慢性的な不眠症のある高齢者には、睡眠薬よりも認知行動療法(CBT)の方が優れた結果が期待できることが、ノルウェー睡眠障害コンピテンスセンターのBorge
Sivertsen博士らの研究によって明らかになり、米国医師会誌「JAMA」6月28日号に掲載されました。
米国立睡眠財団(NSF)によると、米国人の6割が週2〜3日以上の不眠があると訴えており、25%の人が少なくとも年1回睡眠薬を利用しているようです。
酒石酸ゾルピデム(Ambien、日本での商品名:マイスリー)などの処方睡眠薬は、短期間の睡眠障害には有効だが、服用を続けると耐性がつき、効果が損なわれると米Hackensack大学(ニュージャージー州)医療センター睡眠覚醒障害研究所のSusan
Zafarlotfi博士は述べています。
Siversten氏とZafarlotfi氏はともに、短期の不眠症には薬物療法も有効だと認めていますが、睡眠薬は松葉杖のようなもので、いずれ自分の脚で立てるよう訓練しなければならず、認知行動療法(CBT)がその助けになるという。
Siversten氏によると、眠れないときはベッドから出て、眠気を感じるまで何か刺激の少ない活動をするのがよく、週末を含め毎日同じ時間に起床することや昼寝をしないことも重要だという。また、就寝前数時間にはアルコール、カフェイン、ニコチンを避けることが望ましい。
(平成18年6月27日・HealthDayNewsより一部引用)
不眠症の定義って難しいですよね?睡眠時間は十分取れててもダメな場合がありますしね。
また眠気を感じるまで他の事をするのが良いといいますが、そんなことしたらいつまでも眠れない人が多いのも現実ではないでしょうか?
人間は生活リズムがとても重要ですので、いずれにしても睡眠時間と起床時間を一定にすることは確かに大切ですね。
不規則な生活が不眠症のおきな原因になっていることもありますからね。
米国で最もよく処方される睡眠薬Ambien(一般名:酒石酸ゾルピデム、日本国内での商品名:マイスリー)によって、睡眠時遊行症(夢遊病)および異常行動の可能性があることを「米紙Washington Postが」報じました。
睡眠中の飲食、電話、万引き、車の運転など、時に危険な行動もみられ、目が覚めたときはこのような行動の記憶が全くない夢遊病患者。
決定的ではないものの、Ambienとこのような症例との関連を示す報告が増えているという。
医学誌にもいくつかの症例が掲載されており、米食品医薬品局(FDA)に報告された夢遊病発症例は、ほかの睡眠薬によるものよりも、Ambienによるものが圧倒的に多いという。
米メイヨークリニック睡眠障害センターのTimothy Morgenthaler氏は、Ambien服用後の夢遊病や睡眠中の飲食の症例を数多く見ており、「実際にこのような現象があることに間違いはないと思う」と述べている。
一方、Ambienを製造しているフランスのSanofi-Aventis(サノフィ・アベンティス)社は、夢遊病およびこれに類する症状はまれな副作用であることがわかっており、すべて表示済みであるとの声明を発表しています。
(平成18年3月14日・HealthDayNewsより一部引用)
夢遊病って不思議な病気、症状ですよね。
以前テレビで放送してましたが、寝ながら食事を作ったり、入浴したり、テレビゲームを行っている夢遊病患者がいました。
傍目には起きているとしか見えないのですが、脳波を検査すると睡眠中なんですよねー。
もちろん本人に自覚はありませんし、記憶もありません。
このAmbienと夢遊病がどの程度関連があるのかは分かりませんが、早急に解明して欲しいですね。
中国青少年研究センターが実施したアンケートによると、中国の小中学生の睡眠状況は憂慮すべき状況にあり、睡眠不足が子供の健康にある程度の影響を及ぼしていると説明しました。
中国政府によると、小学生には10時間、中学生には9時間の睡眠時間が必要と規定していますが、アンケートの結果では、小学生のうち睡眠時間が10時間以上の割合は33.4%、中学生のうち睡眠時間が9時間以上の割合は22.3%で、小学生の2/3、中学生の3/4が睡眠不足の状況にあるようです。
■中国の小中学生の睡眠不足の原因
・宿題が多すぎる
・宿題のペースが遅すぎる
・登校時間が早すぎる
・課外学習のため
・家庭教師の授業のため
などとなっています。
(2006年5月22日・人民網日本語版より一部引用)
それにしても、小学生で10時間以上、中学生で9時間以上の睡眠って、多すぎませんか?日本で10時間以上睡眠をとっている小学生なんてほとんどいないでしょう?
中国での小中学生の多くが睡眠不足といっても、もともとの基準が間違っているような気もしないでもありませんが・・・
この基準に当てはめて日本でアンケートを行えば、おそらくほとんどの小中学生が睡眠不足でしょうね。