睡眠不足は健康障害を引き起こす


睡眠の質と心身の健康との間に強い関連性を認めるエビデンス(証拠)が増えるに従い、睡眠習慣のチェックを健康診断の標準項目に入れるべきとの声が高まりつつある。

医学誌「Archives of Internal Medicine」9月18日号掲載の研究で、米国立補完・代替医療センター(NCCAM)のRichard L. Nahin氏らは、一般集団における睡眠障害の原因と睡眠を得るために用いる代替薬の使用状況を検討。

成人3万1,044人を対象とした全米健康調査データでは、不眠症や睡眠障害と高血圧症、心不全、不安障害、うつ病との関連性が認められた。これまで不眠症は単独の疾患とみなされていたが、不眠症患者で他の疾患を有していなかったのはわすか4%であった。

さらに160万人の米国人が、効果や安全性を示すデータがほとんどないにもかかわらず、メラトニンなどの代替治療薬を用いていることが明らかになった。これらの知見は、睡眠障害の治療に密接なかかわりをもつ。例えば医師は不眠症そのものの治療ではなく、併発する疾患の治療や、治療をうまく進めるために患者が用いている代替・補完医療を事前に確認することの必要性である。

また別の研究では、夜間の頻回の呼吸停止、息苦しさ、呼吸減少などの睡眠関連の呼吸障害をもつ患者では、うつ病の罹患率が2?2.6倍高く、重症度が高まるにつれ罹患率も高まること。

さらに、フランスの研究では、花粉症などで引き起こされるアレルギー性鼻炎患者は、アレルギーのない人に比べ、睡眠困難や睡眠障害になる傾向が高いことが明らかにされている。

米ノースウェスタン大学Feinberg医学部(イリノイ州)神経学教授のPhyllis C. Zee博士は、「睡眠と健康」を特集した同誌の論説で、「分類別の研究はまだ行われていないが、睡眠の改善により糖尿病や高血圧症などの改善が期待できる。

患者には睡眠の質と量の維持を指導し、睡眠は別のバイタルサイン(生命維持の徴候を示すもの)であることを認識することが重要である」と述べている。

平成18年9月19日・HealthDayNewsより一部引用

睡眠障害、睡眠不足は単なるそれ自体の症状ではなく、他の症状を併発する可能性が高いのは当然といえば当然のような気がしますね。

睡眠不足、睡眠障害が原因で他の症状を併発してしまうのか?他の症状があるから睡眠障害、睡眠不足となってしまうのか?おそらくどちらも正解のような気がします。

いずれにしても睡眠障害となった場合、睡眠障害だけでなく、他の症状を併発していないかを検査することも必要になり、併発している場合は同時に治療していくことが重要なのです。

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